概要
AWS MarketplaceはSaaS製品向けに複数の価格モデルを提供していますが、Deshimaが現状取り扱うのは「SaaS Contract」モデルのみです。本ガイドはSaaS Contractを前提に解説します。SaaS Contract とは
固定料金の契約モデルです。顧客はあらかじめ決めた契約期間(月/1年/2年/3年など)と数量を契約し、前払いまたは分割で支払います。利用可否はエンタイトルメント(GetEntitlements)で判定し、従量課金のメータリングは不要です。特徴
- 期間・数量を固定した予測可能な契約
- 前払いによるキャッシュフロー改善
- エンタイトルメントベースのアクセス制御
- 大口・エンタープライズ顧客に適合
適用シナリオ
- エンタープライズライセンス
- 固定ユーザー数・機能セット別プラン
- 長期契約による割引
無料トライアル: SaaS Contractでも無料トライアル期間を設定できます。
エンタイトルメント検証(実装の考え方)
SaaS Contractでは、顧客のアクセス権を AWS Marketplace Entitlement Service の GetEntitlements で検証します。従量課金のメータリング(BatchMeterUsage)は使用しません。価格設定例(Contract)
| プラン | 年額 | 含まれる内容 |
|---|---|---|
| スターター | $10,000/年 | ユーザー10名・基本サポート |
| プロフェッショナル | $30,000/年 | ユーザー50名・24/7サポート・SLA 99.9% |
| エンタープライズ | $100,000/年 | ユーザー無制限・専任サポート・カスタム統合 |
その他の価格モデル(概念)
参考として、AWS Marketplaceには以下の価格モデルも存在します。以下は将来的に対応予定で、現状は取り扱い・ガイド提供の対象外です。| モデル | 概要 |
|---|---|
| Subscription(従量課金) | 使用量に応じて課金。メータリング(BatchMeterUsage)が必要。 |
| Contract with Consumption | 固定契約に超過分の従量課金を組み合わせたハイブリッド。 |
次のステップ
インテグレーション実装
Contractのエンタイトルメント検証など、API統合の実装方法

